こんにちは。
今回は失敗談の紹介です。
先日、3泊4日の韓国一人旅に行ってきましたOzakenです。
今回はその旅行の中での失敗談を書こうと思うのですが、結論からいうと募金詐欺にあいました。
結果的に2000円取られてしまいました。
僕自身、韓国旅行は最高に楽しかったので書くべきか迷いましたが、
読者の方が自分の体験を知り、避けられる危険があるのならそれでいいなと思い、ここで紹介したいと思います。
江南で遭った詐欺にあった話
それは、僕がソウル南部にある江南という町を歩いていた時に起こりました。
僕はその日江南の地下街でショッピングをしに行くために出かけ、その時は丁度昼ご飯を探している時でした。
「アニョハセヨ~、*(&$&#””’%’」
僕と大して年の変わらない女性が話しかけてきました。
韓国語で何言っているかさっぱりだったので
「Sorry, I’m japanese」
といって立ち去ろうとしたのですが、
間髪入れずに、次は英語で、
「私たちは韓国の若い世代に伝統文化を知ってもらうべくボランティア活動している韓国大学の生徒です。」
と言われ、素直にそれは良いことだと思ったので
「That’s grert!!!」
といいました。すると、彼女が
「私たちがやっていることを見てみない?5分10分で終わるから」
といったので、確認のために、
「Is it free?」
と聞くと
「もちろん」
との返事。もしかしたら普通に大学生のイベント的なものかなと思い着いていきました。
とはいえ、信頼はできないので道中で学部やらいろいろ聞いてみるんですけどスラスラこたえていました。しかも留学経験もあるとのことで、仲間を見つけた気分になり、ますますその活動を観たくなっていきました。
そして連れてこられたのが雑居ビル。
これは危ないんじゃないのか?と思い、本当に無料なのか?見るだけでいいの?と聞くと、そうだよ!というので、
言われるままに、中に入りました。
エレベーターに入る時に既に男女2人の方が立っていました。
僕たちが入ると女性の方が話しかけてきてきました。
どうやら同じ団体の人間らしく簡単に自己紹介をしました。
そして学校の教室くらいの部屋にいれられたあと、横にある3つのうちの1つの個室に案内されました。
そして、エレベーターで会ったもう一人の女の人と個室に行きました。
で、今からお祈りをしてもらうからと、女性の方が何やら紙を取り出し僕の名前と生年月日を尋ねました。
もちろん個人情報を易々と教えるわけにはいかないので適当に教えました。
すると、別室から僕を見つけた女性の方が韓国の伝統服ハンボを身に付けてやってきました。
今からお祈りをするので別の部屋に移動します。男性用のハンボもありますが、着ますか?と言われましたが、生地もガーゼみたいに薄く他の観光地で観たものよりかなり安っぽかったので断ったのですが、しつこかったので着ることにしました。
部屋には荷物は持っていけないとのことでパスポートと、財布、スマホだけを持っていきました。
別室に入るとハンボを着た女性の方が二人立っていて、部屋は祭壇に供え物と割としっかりとしていました。
※記事を書きながらこの儀式がどういったものか調べたんですが、どうやら”茶礼”という儀式のようです。
朝鮮半島では、高麗時代までは茶文化がある程度普及して隆盛していたが、朝鮮王朝になると儒教を国教としたため、仏教文化である茶文化は弾圧されて壊滅した。仏教と関連していた茶の木が根こそぎ抜かれて、茶文化が消えた。お茶を奉げる仏教儀礼の「茶礼」を禁じられて以降、酒を奉げる儒教の「祭祀」となったが、名前のみは「茶礼」と呼ばれていた[3]。これが後述の供養の儀式としての「茶礼」(チャレ)となる。
Wikipediaより引用
中には、僕と同じ服を着た男性が二人いました。僕は三人の真ん中に座禅させられました。どうやら残りの男性の方は韓国の方の様で僕以外は韓国語で話していました。
一緒にいた二人も結構ぎこちなく、作法に関していろいろ注意を受けていましたが、サクラだったのか、僕と同じ騙された側の人間なのかはいまだに分かりません。
そして、僕の名前と生年月日が書かれた紙を丸めて先の方を燃やし始めました。
そして、ある程度燃えると金属製の椀に入れ、その後女性の方がお経の様なものを読み全員で深々と礼をしました。
最後にもう一度お経を唱えて終了。その後、またさっきまでいた個室連れていかれました。
そして、最初にあった女性から自分たちがどういったものを信じているかなどの説明を受けました。
下のように紙に書きながらでの説明です。
その後、お供え物をくれました。
祭壇にはたくさんの料理がありましたが、僕の部屋に運ばれてきたのは以下のものです。
食べてくれとのことでちょっと食べましたが、怖かったので一つだけだべてあとは食べませんでした。
その後、急にせかせかしだしたのでなにごとかとおもったらdonationという言葉が出てきたので
「来たな、、」
と思うと同時に、面倒なことになる前にサッサとお金払って帰ろうと思い財布を見ると
なんと5000円札しかない、、、
100札だけでもあればよかったのですが、なかったので100円分くらいのコインを見せながら
「コインならたくさんあるからこれでいい?」
とコインを渡しました。
しかし、お札の方が欲しいとしつこかったので、
あるけど大きいから渡せないからお釣り出せそうなら2000円分募金するといったら5000円札を渡しました。
その後、結局両替ができないからと三人で銀行までいって両替して3000円はもらいました。
僕に選ぶ自由はなかったとしても実際に行ったことは割と本格的な儀式だったので絶対詐欺だという確信が持てなかったのですが、
韓国の友達曰く、江南などの大都市でみられる割と一般にある詐欺だと思うとのことでした。
「なんで無視しなかったの?」
と言われましたが、ほんとですね。僕の注意不足でした。
ついつい英語が話せる相手が海外で見つかってテンションが上がってしまった所を付けこまれてしまいました。
とはいえ、2000円で韓国の文化体験と詐欺を同時に味わえたのならまぁ良しとします。
結論僕がここで言いたいのは、
知らない人には決してついていかない。
ということです。
当たり前ですが、海外留学などでコミュニケーション能力が上がった今でこそ、もう一度この言葉の意味を理解しないといけないと感じました。
韓国に限らずこういったタイプの詐欺は多いとは思うので海外旅行に行かれる方は気を付けてください。
今日の雑談
僕のように見事に騙される人間は確かにいるのでしょうが、騙す側はいったいどんな気持ちでやっているんですかね。
騙されている人間を見てどう思っているのかちょっと気になる所ではあります。
すこしでも心を痛めながらやっているとしたら悲しいことですね。
僕を誘った方は若い上に英語も韓国語も堪能な方でした。
どんな事情があるか知らないので強くは言えませんが、絶対もっと良い仕事できるのにもったいないなと思ったのが正直な所です。
読んで頂きありがとうございました。
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